外国人の移民が世界的な問題になる中、移民関係で使われる言葉として「永住」と「在留」があります。
似たような意味で使われる2つの言葉ですがどのような基準で区別すればいいのでしょうか。
この記事では、「永住」と「在留」の違いを分かりやすく説明していきます。
「永住」とは?
「永住」とは、「外国人がある国に期限さなくずっと住み続けること」を意味する言葉です。
ほとんどの国では外国人の居住に対して一定の制限を設けています。
滞在期限が決まっていたり住む場所が定められていたりなど外国人に自由な居住をすぐ認める国はほとんどありません。
仕事の実績や生活態度などが認められて初めて外国人の自由な居住を許可する国がほとんどです。
そのような制限を受けることなく外国人が恒久的に住み続けることを「永住」といいます。
基本的には外国人が外国にずっと住むことに対して用いますが、国籍に関わらずその土地にずっと住み続けることを指して「永住」と表現することもあります。
「在留」とは?
「在留」とは、「外国人がある国に一時的に留まって住むこと」を意味する言葉です。
ある土地に決められた期間だけ滞在することを指します。
基本的に外国人が国籍を持つ国以外にとどまって住むことを指しますが、国籍と関係なく使われる場合もあります。
期限が設けられている一時的な居住に対して用いる表現です。
「永住」と「在留」の違い
「永住」と「在留」の違いを、分かりやすく解説します。
「永住」と「在留」の違いは「期限」です。
どちらも外国人がある国に住むことを表しますが「永住」は期限がなく恒久的に住み続けるのに対し「在留」は期限付きの一時的な滞在を指す、という違いで区別されます。
「永住」の例文
・『アメリカの永住権を取得する』
・『老後の永住先を探す』
「在留」の例文
・『在留法人を救出する』
・『日本に在留している外国人は増加している』
まとめ
「永住」と「在留」はどちらも他の土地に住むことを指しますが期限の有無で区別されています。
明確な基準を理解し正しく区別してください。