この記事では、「水道水」と「湯冷まし」の意味や使い方を説明していきます。
「水道水」とは?
川の水を塩素によって消毒して飲めるようにしたものを「水道水」【すいどうすい】といいます。
元は地下に流れ込んだ雨が自然の力である程度浄化されてから湖や河川に流れ込み、水を飲めるように浄水場できれいにして各家庭に流れていくのです。
浄水場に流れた水に入れる塩素の量は水質や季節により変わり、集合住宅では貯水槽に入れて、各部屋で使えるようにしておきます。
水道の契約数が多い都市部ではダム貯留水が頼りとなり、そこから消毒を経て給水所に流れてからポンプを使って家庭へ流すのです。
「湯冷まし」とは?
お湯を適温に冷まして飲みやすくしたものを「湯冷まし」【ゆさまし】といいます。
元は水道水ですが、一度水を沸騰させてから適温に冷まして、冷たくするのです。
沸騰させると不純物が減るため刺激に弱い赤ちゃんや高齢者も飲みやすくなります。
また、常温の水と同じであるため冷たすぎずお腹にも優しく、下痢を避けられるのです。
また、24時間以内に飲み、それ以上は保存せず捨てるようにします。
「湯冷まし」すれば塩素も飛び、味もまろやかで飲みやすいのが魅力です。
「水道水」と「湯冷まし」の違い
ここでは「水道水」と「湯冷まし」の違いを、分かりやすく解説します。
雨が地下に流れ込み、その水が河川に流れて浄水施設で念入りに浄化します。
その水道管を流れて家庭で使う水を「水道水」と呼ぶのです。
この水は、煮沸せずに冷たいまま安心して飲めます。
もう一方の「湯冷まし」は水道水を沸騰させからほどよく冷ました水を指し、沸騰させると残留塩素が飛ぶため胃腸に優しく、まろやかで刺激が少ない口当たりを楽しめるのです。
そのため、赤ちゃんに適した飲み物になり、ミルクを作るときにも使われています。
まとめ
人が口にするものを2つ取り上げてご紹介しました。
元は「水道水」ではありますが、「湯冷まし」はひと手間かけているところが違いでもあると覚えておくといいでしょう。