この記事では、「世話焼き」と「世話好き」の違いを分かりやすく説明していきます。
「世話焼き」とは?
自分から率先して他人の面倒を見ようと行動することを意味する言葉です。
他にも、必要以上に人の面倒を見たがり、余計なことまでしようとすることや、団体や会合などの中心となって活動する人を示すこともあります。
「世話焼き」という言葉は、「世話」という名詞と「焼く」という動詞の連用形が合わさって構成されてます。
また、「世話」は「面倒を見ること」、「仲を取り持つこと」などのような意味で、「焼く」は、火をつけて燃やすから転じ、「悩んで苦しい思いをする」、「あれこれ気を使う」などのような意味をもちます。
「世話好き」とは?
自分が気に入って人の面倒をよく見ることを意味する言葉です。
「世話好き」という言葉は、「世話」という名詞と「好き」という形容動詞が合わさって構成されます。
「世話」は、「面倒を見ること」、「仲を取り持つこと」などのような意味をもち、「好き」は、「心がひかれること」「気に入ること」などのような意味をもちます。
「世話焼き」と「世話好き」の違い
「世話焼き」と「世話好き」の違いを、分かりやすく解説します。
「世話焼き」は、自分から積極的に他人の面倒を見ようとすることや、必要以上に他人のことに干渉することを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「世話好き」は、自分が気に入って他人の面倒を見ることや、他人のことを思いやることを表現する際に使用する言葉です。
つまり、「世話焼き」と「世話好き」の違いは、相手に対する態度や距離感にあると言えます。
「世話焼き」の例文
・『彼女は世話焼きなので、彼のために尽くす』
・『彼は世話焼きな性格なので、いつも周りの人のために尽力する』
「世話好き」の例文
・『母親というのは、大抵世話好きなものだ』
・『世話好きな人は、ときに利用されることもある』
まとめ
「世話焼き」は、自分から積極的に他人の面倒を見ようとすることを表現する言葉です。
必要以上に世話を焼いたり、相手の意思を無視したりすると、余計なことやお節介と受け取られることがあると言えます。
その一方で、「世話好き」は、自分が気に入って他人の面倒を見ることを表現する言葉です。
相手の状況やニーズに応じて世話するので、感謝されることが多いと考えられます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。