「NPO」と「ユニセフ」はいずれも団体や組織に関連する言葉ですが、意味が異なるため区別して認識しておく必要があります。
この記事では、「NPO」と「ユニセフ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「NPO」とは?
「NPO」は「エヌピーオー」と読む言葉で、“non-profit organization”もしくは“not-for-Profit Organization”の略称を意味します。
営利を目的とせずに活動する「非営利団体」を意味し、「民間非営利組織」と訳されることもあります。
大文字で「NPO」と記される場合もあります。
「ユニセフ」とは?
「ユニセフ」は「UNICEF」をカタカナで読んだ言葉で、「国連児童基金」を意味する“United Nations Children’s Fund”を意味します。
戦災国の児童救済をおこなう目的で、1946年に“United Nations International Children’s Emergency Fund”(国連国際児童緊急基金)として設立されます。
1953年に現在の名称に変更しましたが、略称については旧称の「UNICEF」がそのまま継承されています。
「NPO」と「ユニセフ」の違い
「NPO」と「ユニセフ」の違いを分かりやすく解説します。
「NPO」は「非営利団体」を意味し、主に政府や企業などでは対応できない社会的な問題に対して営利を目的とせずに取り組む民間の組織や団体のことを指します。
「NPO」は福祉や医療、災害救援、国際協力、教育、芸術・文化、スポーツなど幅広い分野で活動をおこなっています。
また、一定の要件を満たす団体や組織については、「特定非営利活動促進法」に基づいて法人格を取得することが可能になっています。
一方、「ユニセフ」は「国連児童基金」を意味し、国連経済社会理事会の常設下部機構として約190の国と地域で活動を展開する組織のことを指します。
あらゆる児童の命や権利を保護することを目的に、保健や教育、緊急・人道支援、衛生といった分野の支援活動を実施しています。
まとめ
「NPO」は「民間非営利団体」を示し、「ユニセフ」は「国連児童基金」を示します。
双方の正式名称や特徴、活動内容についてもチェックしておきましょう。
ぜひ略称で表される団体の違いを知る参考にしてください。