この記事では、「この間」と「先日」の違いを分かりやすく説明していきます。
「この間」とは?
現在から過去のある時点までの間のことを意味する言葉です。
「この間」という言葉は口語としても使用されることが多く、「こないだ」と略されることもあると考えられます。
また、和語であるため、柔らかな印象を与えることが可能です。
「先日」とは?
近い過去のある日のことを意味する言葉です。
「先日」という言葉は漢語であるため、きちんとした印象を与えることが可能だと言えます。
また、ビジネスシーンでも使用されることが多く、敬語表現ではありませんが、かしこまった場で使える言葉だと言えるでしょう。
「この間」と「先日」の違い
「この間」と「先日」の違いを、分かりやすく解説します。
「この間」と「先日」は、近い過去のある日を指す言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「この間」は、数日から1ヶ月程度前までの出来事に使用される言葉です。
日常会話や親しい相手とのやりとりで使えますが、敬語としては不適切だと言えます。
その一方で、「先日」は、3日前から1ヶ月程度前までの出来事に使用される言葉です。
ビジネスシーンや目上の人とのやりとりで使えますが、あいまいさを避けるため、詳細な日付や内容を付け加えることが望ましいと言えるでしょう。
「この間」の例文
・『この間、友達と北海道旅行に出かけました』
・『この間、彼に電話したが、繋がらなかった』
「先日」の例文
・『先日は、お忙しい中、お時間をいただきありがとうございます』
・『先日の会議で決まったことを、今から報告いたします』
まとめ
「この間」と「先日」はどちらも近い過去のある日を指す言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「この間」は話し言葉でよく使用され、数日前から1ヶ月ぐらい前までのことを表現する言葉です。
その一方で、「先日」は比較的丁寧な言い方で、昨日や一昨日より前の日から1ヶ月程度前までのことを表現する言葉です。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。
