この記事では、「このような」と「こういった」の違いを分かりやすく説明していきます。
「このような」とは?
「この」と「ような」の組み合わせで、このとおりの性質や状態をもつものを意味する言葉です。
また、「このような」という言葉は、指示対象の程度や感情を表現することもあります。
「こういった」とは?
「こういう」と「た」の組み合わせで、「こういう」と同じ意味を表現する言葉です。
「こういう」は、「こう」と「いう」の組み合わせで、「こう」で示される性質や状態をもつものを指示する言葉だと言えます。
また、「こういう」は、指示対象の性質や状態を一般化して表現することがあると考えられます。
「このような」と「こういった」の違い
「このような」と「こういった」の違いを、分かりやすく解説します。
「このような」と「こういった」は、指示対象の性質や種類によって使い分けることが可能だと考えられます。
もちろん、文脈によっては、両者の置き換えが可能な場合もあります。
しかし、指示対象を否定的にとらえる場合は、「こういった」よりも「こんな」を使うことが多いと言えるでしょう。
「このような」の例文
・『このような問題は、これまで見たことがなかったので、解くことが不可能だった』
・『このような場合は、どのように対応すべきだろうか?』
「こういった」の例文
・『こういった問題は、この大学の入試問題では出題されます』
・『こういった場合は、すぐに上司に報告した上で、対応に当たるべきだ』
まとめ
「このような」と「こういった」は、似たような意味をもつ指示詞ですが、使用される場面やニュアンスに違いがあります。
一般的に、「このような」は、指示対象の性質や様子を表現する言葉です。
その一方で、「こういった」は、指示対象の種類や範囲を示すことが多いと考えられます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。