この記事では、「白あん」と「黒あん」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「白あん」とは?
白いんげんと大豆を茹でた後、ほどよく潰したものを「白あん」【しろあん】といいます。
加熱しながら水を加えていき、量を考えて砂糖を入れてやわらかくなれば練り上げていけば大豆と白いんげんの美しい白色が出た餡ができるのです。
この餡は品の良い甘さが食べやすく、パンや団子といったお菓子によく使われているのです。
粒を潰すとまた舌触りのいい滑らかで食べやすい餡になりますし、白い色がよく出るところから「白あん」と名づけられました。
「黒あん」とは?
小豆を煮た餡を「黒あん」【くろあん】といいます。
小豆を煮てやわらかくした後は砂糖をたっぷり加えて煮るのが豆の美味しさを引き立てる秘訣です。
豆本来の豊かな味が出ますし、旨みもあいまってパンに挟んで食べると腹持ちの良い商品になります。
あえて粒を残した粒あんは大福や団子に使われたり、餡蜜やアイスバーにも採用されているのです。
また、こしあんは小豆を漉してなめらかにしていますが、しっかり豆の深みが出るのが魅力的になります。
「白あん」と「黒あん」の違い
ここでは「白あん」と「黒あん」の違いを、分かりやすく解説します。
和菓子の色を美しく出す「白あん」に使われている豆が白いんげんで、独特な美しい白色が出るのが魅力です。
大豆との相性も良く、砂糖と水をほどよい加減で入れて練り合わせていきます。
品の良い甘さといんげんの旨みがほどよく出た味は主張しすぎず、食べやすいのが魅力です。
もう一方の「黒あん」は小豆の旨みと深みを楽しめる餡で、餡子の味と深みをしっかり出したい和菓子との相性が良い餡として使われています。
黒い色がはっきり出た餡はまるで黒胡麻を練ったようにも見えるところが食欲をそそるのです。
まとめ
和菓子に使われている餡子を指しますが、どういった色や舌触りであるか食べて調べてみるのも良い比較方法となるでしょう。