「媒介」や「代理」は物事を仲立ちするものや人を表す言葉です。
この記事では、「媒介」と「代理」の違いを分かりやすく説明していきます。
「媒介」とは?
「媒介」は「ばいかい」と読む言葉であり、物事の仲立ちすることや取り持つことを表します。
「媒介」は様々なものを運んだり影響するものであり、悪いものの例には伝染病の「媒介」が有名です。
「媒介」はこれ以外にも不動産用語としても使われており、売主と買主の間を取り持って契約を成立されることを表します。
この場合の「媒介」は不動産会社などが行います。
「代理」とは?
「代理」とはある者が本人に代わって意思表明や行為することを表す言葉です。
「代理」には法定代理と任意代理の2つがあり、色々な場面で使われています。
この「代理」する人物は「代理人」と呼ばれており、「代理」の効果は本人に帰属されるのが特徴です。
「代理人」には様々な権利が付与されていますが、本人が行動や契約するものではないので追加で書類や委任状が必要となるケースもあります。
「媒介」と「代理」の違い
「媒介」は物事を仲立ちすることや取り持つことを表す言葉であり、物質や病原菌、ウィルスなどにも使われています。
「代理」はある者が本人に代わって意思表明や決定、行為することを表す言葉であり、基本的に人間同士の行動や契約で行われます。
「媒介」の例文
・『蚊を媒介とした伝染病が流行っていた時期がありましたが、現在は駆除が進んで少なくなりました』
・『不動産の媒介は知り合いからお勧めしてもらった不動産会社でやってもらいました』
「代理」の例文
・『代理出産を巡る議論が活発化しており、新しい観点が学べます』
・『彼の代理でパーティーに出席しましたが、意外な人に出会えたのでよかったです』
まとめ
「媒介」は物事を仲立ちすることを表す言葉であり、「代理」はある者が本人に代わって様々な行動や手続きすることを表します。
