この記事では、「について」と「において」の違いを分かりやすく説明していきます。
「について」とは?
「について」はある事柄をテーマに掲げる時の言い方です。
例えば「コンサートについて」というと、そのアイドルが所属しているコンサートにまつわる情報をいいます。
何の目的でお知らせを発信しているのか、その題材を明確にする表現が「について」といえるでしょう。
主題をはっきりさせたい時、論理的で分かりやすい文を作りたい時に取り入れられています。
「に関して」と同じような訳があります。
「において」とは?
「において」は、場所や時についてお知らせする時の言い方です。
また特定の事柄について話をする時も「において」は使われています。
開催場所について発表する時、あるいはひとつの主題について語る時の言い方が「において」といえるでしょう。
ちなみに「において」を漢字に直すと「に於て」と書きます。
「於」は関連すること、まつわることという意味があります。
「の場所で」あるいは「について」と同じように使われています。
「について」と「において」の違い
「について」と「において」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも1つのテーマについて話す時の表現です。
主題を明らかにする意味があるので、分かりやすい文を作りたい時に好まれています。
「について」は題材について述べる意味があり「に関して」と同じように使われています。
一方で「において」もテーマについて述べる役割がありますが、同時にどこで開催するのか場所をはっきり伝えたい時に取り入れられています。
差を学んでおきましょう。
「について」の例文
・『修学旅行の内容について、お知らせします』
・『安全運転についての、講習会をおこないます』
「において」の例文
・『噴水広場において、青空市場を開きます』
・『世界市場において、日本株は有力視されています』
まとめ
「について」と「において」の違いを解説しました。
表現の差を知って、日常生活に役立てていきましょう。