この記事では、「による」と「伴う」の違いを分かりやすく説明していきます。
「による」とは?
ある事柄が原因や理由となって、別の事柄が起こることを意味する言葉です。
また、「による」という言葉は、ある事柄が基準や方法となって、別の事柄が実施されることを表現します。
「伴う」とは?
ある事柄が同時に起こるか、あるいは必ず起こることを意味する言葉です。
また、「伴う」は、ある事柄が別の事柄を連れてくるか、あるいは連れて行くことを表現します。
「による」と「伴う」の違い
「による」と「伴う」の違いを、分かりやすく解説します。
ある事柄が原因や理由となって、別の事柄が起こることを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、ある事柄が同時に起こるか、あるいは必ず付きまとうことを表現する際に使用する言葉です。
つまり、「による」と「伴う」の違いは、「による」が、原因と結果の関係を強調するのに対し、「伴う」が同時性や付随性の関係を強調するという点が挙げられます。
また、「による」は主に事柄に対して使用されるのに対し、「伴う」は主に人や物に対して使用されるという点で違いがあります。
「による」の例文
・『今回の大型地震による被害は甚大だった』
・『この部屋の荒れ具合は、きっと彼の飼う大型犬の仕業によるものだ』
「伴う」の例文
・『成長に伴う痛みは必ずあるので、それを気にするか気にしないかは、自分次第だった』
・『今回の家族でのヨーロッパ旅行に伴う費用は、結構な金額だったので、しばらくは質素に生活しなければならない』
まとめ
「による」と「伴う」は、似たような意味をもつ言葉ですが、ニュアンスや使い方が異なる言葉です。
「による」は、ある事柄が原因や理由であることを表現します。
その一方で、「伴う」は、ある事柄が別の事柄と一緒に起こることを表現します。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。