この記事では、「やはり」と「さすが」の違いを分かりやすく説明していきます。
「やはり」とは?
やはりは「やっぱり」と同じく、そうだと思ったことをいいます。
これまでの事柄を考えても、思った通りの状況が生まれた時に使われています。
例えば黒い雲が近付いてきて、その数分後に雨が降った時は「天気予報通り、やはり雨が降った」といいます。
そう思えるだけの材料が揃っていること、予想した通りの出来事が起こることが「やはり」といえるでしょう。
「さすが」とは?
さすがは「流石」とあらわします。
誰かをおだてる時の表現で「さすが〇〇さん」というと、その人を褒めて持ち上げることをいいます。
評判通りのいい人であること、また期待通りの答えを出してくれる時に使うのが「さすが」です。
一方で、「さすがに」と「に」を付けると意味合いが変わってきます。
「さすがに否定はできない」と用いることもあり、追い込まれて受け入れざるを得ないことを述べています。
「やはり」と「さすが」の違い
「やはり」と「さすが」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも日常会話に出てくる表現のひとつ。
どちらも期待通り、想像通りのことが起こった時に使われています。
「やはりあの人は一流だ」というと、これまでの流れを見た上で、改めてその人の凄さを認識したことをいいます。
一方で使い方が複数あるのが「さすが」です。
「さすが」を単体で使うと、相手を褒める表現に。
ごまをする時の、ワンフレーズになります。
ただ「さすが」は前の文と後ろの文の、矛盾をつくという意味合いもあるので注意が必要です。
「どんなに強い人でも、さすがに熊には勝てない」のように、真逆を表現する時に用いられています。
「やはり」の例文
・『やはりインフルエンザでした。本日はお休みします』
・『ゴミ置き場を荒らしていたのは、やはり例のカラスでした』
「さすが」の例文
・『さすが自治会長さんは、人望がありますね』
・『あれほどの王者でも、さすがに連勝は難しい』
まとめ
「やはり」と「さすが」の違いを学びました。
正しく理解して、言葉の達人を目指しましょう。