「より」と「から」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「より」と「から」の違いとは?言い換え

この記事では、「より」「から」の違いを分かりやすく説明していきます。

「より」とは?

比較を表す際に使用する言葉です。

二つのものの大小や程度を比べるときに使用します。

また、文語的な口調で、時間や場所の起点を表すときに使用します。

改まった文章やフォーマルな場面で使われることが多いと考えられます。

「から」とは?

口語的な口調で、時間や場所の起点を表す際に使用する言葉です。

日常会話や平易な文章で使われることが多いと考えられます。

また、原因や理由を表すときに使用します。

何かの結果につながる要因を示すときに使用されます。

「より」と「から」の違い

「より」「から」の違いを、分かりやすく解説します。

「より」「から」は、どちらも「時間・空間の起点・出発点」を表現する意味があります。

「より」は、文語的な口調や改まった丁寧な言い回しのときに使用されることが多く、「から」に比べてやや上品な言葉遣いのように感じられます。

とりわけ、重々しい様子や堅苦しいイメージを伝える際に、格調を高くしたい時などによく使用されます。

その一方で、「から」は、日常会話では「より」よりも頻繁に使用されます。

平易で柔らかいイメージを伝えるような場合に使用します。

「より」の例文

・『昨日より今日の方が暑い』
・『私は彼女より彼のことの方が好きだ』

「から」の例文

・『この電車は九州から東京まで直行する』
・『あなたからの手紙は届いてとても嬉しい』

まとめ

「より」「から」は、どちらも時間や場所の起点を表すことが可能ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。

「より」は、比較の意味でも使用される言葉です。

その一方で、「から」は比較の意味では使用されない言葉です。

また、「より」は文語的で改まった言い方で、「から」は口語的で柔らかい言い方だと考えられます。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。