「手こずる」と「手間取る」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「手こずる」と「手間取る」の違いとは?言い換え

この記事では、「手こずる」「手間取る」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「手こずる」とは?

うまく物事をこなせず、時間がかかってしまう状況を「手こずる」【てこずる】といいます。

普段であれば順序よく進められるのに慌てたり、仕事が立て込んでいると順調に進まなくなってしまうのです。

また、今までやったことがない物を扱うとき、取り扱いかねる場合があります。

使い方としては、「難しい組み立て作業に手こずる」といって、いかに知識がないと簡単に作れないものか伝えるのです。

「手間取る」とは?

思った以上に難しい作業に時間がかかってしまうことを「手間取る」【てまどる】といいます。

とくに、準備するとき運営委員との食い違いで物事がうまく進まないは、必要な物が揃わない状況に陥ったときよく使うのです。

たった1つの手間により期日内に準備が出来ない状態を指し、時間がかかってしまう様子が伝わります。

このように、順調に準備が出来ないため時間がかかる様子が伝わるのです。

「手こずる」と「手間取る」

ここでは「手こずる」「手間取る」の違いを、分かりやすく解説します。

自分の考えとは違う現実にうまく対処できずに手招くのが「手こずる」です。

「近所の子供に手こずる」と、手にあまるほどやんちゃで言うことを聞かない子供に困る気持ちを伝えられます。

もう一方の「手間取る」は金銭的、人間同士のすれ違いといった問題が起きるため、時間内に準備が出来ない状況を伝える言葉です。

「手こずる」よりも深刻な問題が起きてしまったので、期日内に終わらなかったと伝えられます。

「手こずる」の例文

・『非常食の食べ方が分からず手こずる被災者に作り方を教えた』
・『作業に手こずる工員を見て、効率良く作れるように手本を見せた』

「手間取る」の例文

・『料理を作るのに手間取る高齢者に手を貸して助けた』
・『思うような会場が借りれず、送迎会の準備に手間取る』

まとめ

「手」を使ってはいますが、意味に違いが見られます。

どのような場面でどう使うか学び、状況に合わせて使い分けてみましょう。