この記事では、「アイデンティティ」と「自己認識」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アイデンティティ」とは?
アイデンティティとは、自分が自分であると自覚することをいいます。
英語の「identity」をそのまま日本語読みした外来語になります。
identityは自分という存在の個性や主体性を表す言葉で、同一性あるいは自己同一性と訳されます。
アメリカの精神科医が提唱した概念で、幼少期から青年期にかけて他の人とコミュニケーションを取ることでアイデンティティは確立すると考えられています。
そのため生まれ育った場所や経験などが大きく影響します。
アイデンティティは自分自身に対するあり方や考え方、自分を表現できるものを表しているのです。
「自己認識」とは?
自己認識とは、自分自身について気付いていることをいいます。
自分が持っている能力や性格、思考、感情などを理解することが自己認識になります。
また、自分自身を明確に理解する力のことを自己認識力といったりもします。
英語では、self awareness(セルフ・アウェアネス)となります。
「アイデンティティ」と「自己認識」の違い
アイデンティティは自分が自分であると自覚することやそうした自分が他の人や社会から認められていると感じることです。
それに対して自己認識は、自分自身について気付くことを表しています。
アイデンティティは自己認識があって、他の人とコミュニケーションを取る過程で確立するものです。
また、自己認識は自分自身の能力や性格、感情などを理解することを指しており、アイデンティティに必要なものと考えられます。
まとめ
アイデンティティは、自分が自分であることを自覚することやそうした自分が他の人や社会から認められているという感覚を持つことです。
それに対して自己認識は、自分自身について気付くことを指しています。
アイデンティティの確立に必要なのが自己認識になります。