この記事では、「コンセプト」と「目的」の違いを分かりやすく説明していきます。
「コンセプト」とは?
社内でよく耳にするコンセプト。
英語から生まれた表現で、ビジネスの方向性をあらわします。
どのようなお客さんのどのような声に答える商品を作るのか、企画を出す時に用いられています。
また新商品の強み、どのような場で売りたいのか、何のために販売するのか、具体的な内容を指すこともあります。
企画のベースや基礎となるもの、方向性がブレないように、スタッフ全員で共有していく案をコンセプトといいます。
「目的」とは?
目的とはある業務をおこなう上での、最終ゴール地点をあらわします。
例えばツアー旅行に目的地があるように、最終的に行きつきたいスポットを目的と呼んでいます。
目指している場所、数値、仕事の醍醐味をあらわしています。
目的を明確にしておくと、何となく業務に向かうことが減って、モチベーションの向上につながります。
個人やチームで目指していきたい未来を、目的と呼んでいます。
「コンセプト」と「目的」の違い
「コンセプト」と「目的」の違いを、分かりやすく解説します。
カタカナと漢字の差はありますが、どちらも業務を進める上で知っておきたい知識です。
コンセプトは新商品の開発時に作成される、骨組みをいいます。
具体的なターゲットやペルソナを決める、進むべき方針をまとめたものをいいます。
一方で目的とは新商品の有無に関わりなく、営業や事務、人材育成など様々な分野で使われています。
その仕事を何のためにおこなうのか、個人やチームで認識すべき課題をいいます。
「コンセプト」の例文
・『秋に発売予定の、新商品のコンセプトを発表いたします』
・『こちらのコンセプトに沿った、デザインの作成をお願いします』
「目的」の例文
・『こちらの事業の目的をお話いたします』
・『地域活性化という目的のため、業務に邁進します』
まとめ
「コンセプト」と「目的」について解説しました。
似ている表現の差を知って、言葉の達人を目指していきましょう。