「ランダム」と「無作為」はどちらも偶然に行うことを表す言葉です。
この記事では、「ランダム」と「無作為」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ランダム」とは?
「ランダム」は英語で“random”と書く言葉であり、偶然に任せることや行うこと、予測が不可能なことを表します。
「ランダム」はこれ以外にもでたらめに行うことや手当たり次第にすることを表す時にも使うことが可能です。
パソコンに使われているRAMはランダムアクセスメモリーを略した言葉であり、作業用のメインメモリとして使われています。
「アトランダム」とは任意に選ぶことを表す言葉です。
「無作為」とは?
「無作為」とは偶然に任せることを表す言葉であり、作為がないことを意味します。
この言葉に使われている「作為」は人間が意志を持って作ることや故意に手を加えることを表します。
「無作為」はこのような「作為」が全くないものや状態、行動を表す言葉であり、統計の標本抽出やアンケート調査などで使われるのが特徴です。
「無作為」の類義語には「不作為」がありますが、こちらは法律用語で積極的な行為しないことを表す言葉です。
「ランダム」と「無作為」の違い
この2つはどちらも行動や動作を偶然に行うことを表す言葉です。
「ランダム」はこれ以外にもでたらめに行うことや手当たり次第に行動することを表す時にも使うことが可能です。
「ランダム」の例文
・『この景品はランダムで排出されることもあり、大当たりは期待していません』
・『敵の攻撃はランダム性が大きいので防御を重視して編成を組むのがおすすめです』
「無作為」の例文
・『無作為に人を選んだつもりですがどうも偏りが生じていると思います』
・『無作為抽出の方法については統計の授業で学びました』
まとめ
「ランダム」や「無作為」は行動を偶然に行うことを表す言葉であり、「ランダム」の方は色々な場面で使うことが可能です。