この記事では、「寄与」と「影響」の違いを分かりやすく説明していきます。
「寄与」とは?
社会や人のために力を尽くして役立つことや、物事に対して良い影響を与えることという意味を表現する際に使用する言葉です。
「寄与」は、目上から目下の人に対する言葉としても使用されます。
また、類義語として「貢献」や「資する」などがあります。
「影響」とは?
物事の力や作用が、他のものに及ぶこと、物事の結果や状況が他のものに変化をもたらすことなどのような意味を表現する際に使用するする言葉です。
「影響」は、「寄与」よりも中立的な言葉で、良い影響も悪い影響も含みます。
また、類義語として「効果」や「影響力」などがあります。
「寄与」と「影響」の違い
「寄与」と「影響」の違いを、分かりやすく解説します。
「寄与」と「影響」は、似たような意味をもつ言葉ですが、使い方やニュアンスが異なります。
「寄与」は、役に立つことで物事に影響を与えるという意味にもち、物事を良い方向に動かす場合に使用する言葉です。
その一方で、「影響」は、物事の力や作用が他のものに及ぶことという意味をもち、良いか悪いかは関係なく使用します。
「寄与」の例文
・『彼は会社の発展に寄与した』
・『私の研究は、いつかがんの治療に寄与するものだと信じている』
「影響」の例文
・『新型コロナウィルスの感染拡大は、凄まじい影響を世界に与えた』
・『過度なストレスは、健康に悪影響を及ぼす』
まとめ
「寄与」とは、社会や人のために役立つことという意味をもつ言葉です。
人に貢献する場合はもちろん、ものごとに対しても使え、ものごとが変化するのに影響を与えることという意味を表現します。
その一方で、「影響」とは、物事の力や作用が他のものに及ぶことという意味をもつ言葉です。
寄与とは異なり、良いか悪いかは関係なく使用する言葉です。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。