「コンクリート」と「アスファルト」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「コンクリート」と「アスファルト」の違いとは?言い換え

この記事では、「コンクリート」「アスファルト」の違いを分かりやすく説明していきます。

「コンクリート」とは?

「コンクリート」とは砂や砂利といった骨材を、セメントや石灰といった結合材で固めたものです。

最も代表的な結合材はセメントであり、一般的にコンクリートとだけ言う場合にはセメント製のものを指します。

圧し潰す力に強い性質を持っており水も通しません。

逆に引っ張る力には弱いですが中に鉄筋を入れて作るとその欠点も解消でき、比較的安価かつ頑丈な建材となることから、様々な建造物に使われる素材です。

「アスファルト」とは?

「アスファルト」とは砂や砂利を、石油に含まれる炭化水素類と混ぜ合わせて固めたものです。

厳密に言えば石油の中でも最も重い炭化水素類がアスファルトであり、それを使った舗装素材も同じ名前で呼ぶようになりました。

石油を精製する際にどうしても排出される石油アスファルトは、砂や砂利と混ぜ合わせるとそこそこの強度を持つ安価な素材になります。

建造物に使うには難があるものの、排水性があるので道路の舗装に多用される素材です。

「コンクリート」と「アスファルト」の違い

「コンクリート」「アスファルト」の違いを、分かりやすく解説します。

砂や砂利をセメントで固めたものが「コンクリート」で、石油の炭化水素類で固めたものが「アスファルト」です。

「コンクリート」は主に建築物に使う素材で、「アスファルト」は道路の舗装に使われます。

固まるまでの時間は「コンクリート」の場合中までしっかり固まるのに一週間程かかりますが、「アスファルト」は数時間で車が通行可能になるくらい短時間です。

「コンクリート」は水を通しませんが、「アスファルト」は余計な水分を排出する性質を持ちます。

まとめ

砂や砂利をどんな結合材で固めたものかの違いであり、それによって性質も変わるというのが両者の違いです。

「コンクリート」はセメントを使い多少高めですが建造物に適した素材で、「アスファルト」は原油の成分を使って安価に作れる道路の舗装に最適な素材と覚えておくといいでしょう。