「運命」と「命運」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「運命」と「命運」の違いとは?言い換え

この記事では、「運命」「命運」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「運命」とは?

生まれたときからすでに決まっている人生を「運命」【うんめい】といいます。

例えば、生まれながらにして親を失う、病気になるといった不運に巻き込まれる、反対に金持ちに拾われて一生良い暮らしして生きるといった人生になるのも、生まれる前に決まっている「運命」になるのです。

そのため、自分でどうしようもできない、逆らえないものでもあります。

「命運」とは?

身の定めという意味が含まれているのが「命運」【めいうん】です。

自分の人生が決まる瞬間を「命運が決まる試合」というように、その後の生き方まで決まります。

他にも「命運を握る」といえば、将来がどのようになるか決まる鍵を開ける重要な人物になりえるのです。

このように、会社や政権、自分の道がどのようになるか決まってしまう運命を指します。

「運命」と「命運」の違い

ここでは「運命」「命運」の違いを、分かりやすく解説します。

人に必ず与えられるものが「運命」であり、生まれる前からすでに決まっています。

すでに決まっているものなので、自分では絶対に変えられないのです。

もう一方の「命運」は人生を歩いているとぶつかる難題を、どのようにするか自分で決める運命を指します。

「会社の命運」といって、これからどのように進むか意味するのです。

また、政権の命運が決まる」と何がどのようになるか指します。

主に、「運命」は自分に与えられた未来を指し、「命運」は人生を変えるものを指すわけです。

「運命」の例文

・『家が倒壊して被災するのは、自分に与えられた運命に感じる』
・『親の会社が倒産して、家族が離散するのは運命と感じて受け止める』

「命運」の例文

・『海外の意見を受け入れると我が社の命運を決めた』
・『命運尽きた兄の考え方が、地元住民の気持ちを変えた』

まとめ

漢字を反対にした言葉ですが、それぞれ意味に違いがあります。

どのようなことが起こるかに目を向けて、使い分けをしてみるといいでしょう。