「開催」と「催行」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「開催」と「催行」の違いとは?言い換え

この記事では、「開催」「催行」の違いを分かりやすく説明していきます。

「開催」とは?

「開催(かいさい)」とは、「イベントや会合を開くこと」を意味している言葉です。

「開催」というのは、「複数の人たちが集まる催し・イベントを開くこと」を示しています。

「開催」という言葉は、「歓迎会を開催しました」のように、実際にそのイベントを実行したという意味で使うことができます。

一方で、「4月10日に開催します」のように、これから特定のイベントを行う予定であるといった「実施の前段階」の意味でも使えます。

「催行」とは?

「催行(さいこう)」とは、「予定していたイベントを実施すること」を意味している言葉です。

「催行」という言葉は、旅行業界の専門用語として使用されることもあります。

旅行用語としての「催行」は、「日程・価格などのスケジュールを組んで販売していたパック旅行(旅行企画)を実際に執り行う」といった意味合いを持っています。

「開催」と「催行」の違い

「開催」「催行」の意味の違いを、分かりやすく解説します。

「開催」「催行」はどちらも「イベント・集会を開いて行う」の意味を持っている言葉です。

ただし「開催」のほうが「催行」よりも「イベントを開くことそのもの」に意味の重点があり、「イベントを開く予定+イベントの実際の実施」の両方の意味合いを持っています。

「催行」「開催」と比較すると「イベントを実際に執り行う・実施する」に意味の重点が置かれている違いがあるのです。

また「催行」「開催」にはない旅行業界用語としての意味合いを持っています。

「催行」「予定・企画した旅行商品を実際に特定の日程で実施する」という旅行業界用語の意味がありますが、「開催」にはその意味はありません。

「開催」の例文

・『政財界の大物が集まるパーティーが開催されました』
・『高齢者でも誰でも気軽に参加できるウォーキングイベントの開催を予定しています』

「催行」の例文

・『2泊3日の知床半島のパック旅行ですが、パンフレットに記載されているスケジュール通りに催行いたします』
・『大荒れの天気で無理に屋外コンサートを催行したことで、体が冷えて体調を崩す観客も多く出ました』

まとめ

この記事では、「開催」「催行」の意味の違いを詳しく解説しましたがいかがでしたか「開催」「催行」の意味の違いや例文を知りたいときは参考にしてください。