「あやふや」と「うやむや」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「あやふや」と「うやむや」の違いとは?言い換え

この記事では、「あやふや」「うやむや」の違いを分かりやすく説明していきます。

「あやふや」とは?

あやふやとは、曖昧ではっきりしない様子のことをいいます。

また、不確かであてにならないことをあらわす場合もあります。

「記憶があやふや」とか「あやふやな態度」といった使い方をします。

「うやむや」とは?

うやむやとは、物事がはっきりしない様子や曖昧な様子のことをいいます。

うやむやは漢字で書くと「有耶無耶」となりますが、「耶」は疑問の助字に用いられる漢字です。

うやむやは、あるのかないのかはっきりしないとかいい加減なことを表しています。

「うやむやにする」といった使い方をします。

「あやふや」と「うやむや」の違い

あやふやもうやむやも、はっきりしない様子や曖昧な様子を表す言葉です。

あやふやは意図せずに曖昧になってしまうことをいいますが、うやむやは意図して曖昧にすることをいいます。

あやふやは対象そのものがはっきりしないので曖昧になってしまいますが、うやむやははっきりさせようと思えばできるのに誤魔化す場合等に用いられます。

あやふやとうやむやには、意図的であるかどうかの違いがあります。

「あやふや」の例文

・『その日は酔っていたので記憶があやふやです』
・『週末の天気はまだあやふやなので、予定をはっきり決めることができません』
・『思い切って彼に質問してみたけれど、あやふやな返事が返ってきました』

「うやむや」の例文

・『彼は面倒だからとこの問題をうやむやにしたいようです』
・『トラブルが起きた原因はあの人のミスにあるのに、うやむやにされてしまいました』
・『来月開催予定のイベントの中止を申し出ましたが、うやむやのまま今日は解散しました』

まとめ

あやふやもうやむやも、はっきりしない様子や曖昧な様子のことを表す言葉です。

あやふやは意図せずに曖昧になってしまうことで、うやむやは意図して曖昧にすることをいいます。