「バラバラ」と「散り散り」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「バラバラ」と「散り散り」の違いとは?言い換え

この記事では、「バラバラ」「散り散り」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「バラバラ」とは?

1つにまとまっていた物が方々に散らばる様子を「バラバラ」と言います。

本来であれば一箇所にまとめて置くべき物に衝撃が加わって離れてしまった状態になるのです。

離れ離れになった物をかき集めてはまた1つに束ねるには能力がいるほど左右前後に物が落ちた状況を表します。

使い方としては、「被災して子供たちがバラバラになった」と問題が起きてしまったとき、本来なら一緒にいるべき人達が離れる状況になってしまうのです。

「散り散り」とは?

まとまって置いたいた物が離れた状態になったことを「散り散り」【ちりぢり】と言います。

その場所に目的があって集まっていたのに火事が起きたり、爆撃されて危険を感じた人が散るよう方々に逃げ惑う様子を表すのです。

使い方は「面白くない本を散り散りに破く」と苛立ちをぶつける行為を伝えます。

また、爆発音が聞こえたとき、個々に安全な場所へ逃げる行動を表すのです。

「バラバラ」と「散り散り」の違い

ここでは「バラバラ」「散り散り」の違いを、分かりやすく解説します。

離れ離れにはしたくないのに、問題が起きたので家族を違う場所に移動させる状況を「バラバラ」といいます。

また、箱を机の上から落として床の上に落ちて散らばった状態を指すのです。

もう一方の「散り散り」は一箇所にまとまっていた人が驚いて方々に逃げる、雲が強い風に吹かれて千切れたようになる状態を指します。

「バラバラ」よりも「散り散り」の方がより散る状況を表す言葉です。

「バラバラ」の例文

・『バラバラの課題を1つに分かりやすくまとめて提出した』
・『心がバラバラの選手をまとめると素晴らしい結果を出した』

「散り散り」の例文

・『苛立つ夫は離婚届けを散り散りに破き、庭に捨てた』
・『水をかけるとそれまで一箇所にいた蟻は散り散りになった』

まとめ

まとまっていた物や人が驚いたり、落とすといった衝撃を加えたとき見せる様を伝えられます。

ただ、状況を表すところに違いがありますので、どのように使えばいいかに焦点を当ててみましょう。