「パニック」と「ヒステリー」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「パニック」と「ヒステリー」の違いとは?言い換え

この記事では、「パニック」「ヒステリー」の違いを分かりやすく説明していきます。

「パニック」とは?

パニックとは個人や集団が何らかの理由により、不安や恐怖を感じて混乱した心理状態になることをいいます。

また、それに伴う錯乱した行動を指すこともあります。

災害が起こったり、事故などに巻き込まれた命の危険が迫っているような場合にパニックになることが考えられます。

パニックは英語のpanicをそのまま日本語読みした言葉です。

パニックに陥ると、動悸や痙攣、呼吸困難といった身体症状が現れることもあります。

「ヒステリー」とは?

ヒステリーとは、感情をコントロールできず激しく興奮したり怒りや悲しみといった感情をむき出しにしたりすることをいいます。

「ヒステリーを起こす」といったりします。

また、ヒステリーは神経症の一種を指す言葉でもあり、感情的な葛藤が原因となって引き起こされます。

病気ではないのに感覚が麻痺したり、発熱や嘔吐、健忘といった症状が出たりします。

ヒステリーの語源は、ドイツ語のhysterieになります。

「パニック」と「ヒステリー」の違い

パニックは不安や恐怖を感じて混乱した心理状態になることで、ヒステリーは感情がコントロールできずに興奮したり感情をむき出しにすることです。

パニックに陥ったことにより、ヒステリーが引き起こされることがあります。

「パニック」の例文

・『高層ビルで火災が発生し、中にいる人たちはパニック状態になった』
・『私は狭い空間にいるとパニックになってしまうことがある』

「ヒステリー」の例文

・『彼女はヒステリーだから興奮すると手がつけられなくなる』
・『彼は神経質で、ちょっとしたことでヒステリーを起こす』

まとめ

パニックは不安や恐怖を感じて混乱した心理状態になることです。

また、それにより錯乱した行動をとることもいいます。

それに対してヒステリーは、感情のコントロールができずに興奮したり感情をむき出しにしたりすることを指します。