「亀裂」と「破損」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「亀裂」と「破損」の違いとは?二語の違い

この記事では、「亀裂」「破損」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「亀裂」とは?

まるで亀の甲のようにヒビが入ってしまうことを「亀裂」【きれつ】といいます。

一種のひび割れを指し、水が枯れた地面によく表れる現象を指すのです。

また、地震が起きて地面が揺れたとき、振動が大きく伝わった家の壁は縦に大きく裂けてしまいます。

この「亀裂」が酷くなると真っ二つに断裂する場合もあるのです。

使い方としては、「車に20cmの亀裂が見られる」と具体的にその長さを伝えます。

「破損」とは?

機能を失わせるほどの破壊を「破損」【はそん】といいます。

原型を留めないまで破壊するのではなく、一部だけに損傷が起きたため機械が動かなくなったり、車のエンジンが動かなくなる状態を指すのです。

例えば、携帯電話が自転車にぶつかって電源が入らなくなったり、勢いあまって引いたときドアの取って壊れてしまった状態を指します。

「亀裂」と「破損」の違い

ここでは「亀裂」「破損」の違いを、分かりやすく解説します。

亀の甲にも見えるヒビが入ってしまうことを「亀裂」といいます。

地面が揺れたとき細い「亀裂」が発生しますし、土砂崩れが起きる前にトンネルの壁が縦に割れるのです。

もう一方の「破損」は電気で動く機械を落として、正常に動かなくなってしまう状態を指します。

また、自転車を壁にぶつけてタイヤが破けてしまう、ラジオを落として音が鳴らなくなってしまうのです。

この2つの大きな違いは、「亀裂」は裂けたような線が入るのに対して、「破損」は部分的に破壊を指します。

「亀裂」の例文

・『滑って前の車に追突したとき、フロントガラスに亀裂が入った』
・『便座の裏を見ると10cmの亀裂があったので、修理材で埋めた』

「破損」の例文

・『洗面台を取り付けるとき、ドアにぶつけて破損させた』
・『配管が破損する原因としてあげられるのが老朽化だ』

まとめ

自然災害や事故で見られる問題についてご紹介しました。

裂と損にはまた違う表れ方が見られますので、画像を見たり、古い家や災害後の地面を見てみれば比較できるでしょう。