この記事では、「信頼と「尊敬」の違いを分かりやすく説明していきます。
「信頼」とは?
信頼は「しんらい」と読みます。
信じられること、疑いのないことをいいます。
この人やこの会社なら委ねてもいいと思えること、疑いの気持ちが消えることを指しています。
ちなみに「信」は、任せるという意味があります。
そして「頼」は、たのもしいと思う気持ちをいいます。
「信頼関係を築く」というと、色々な業務のやり取りを重ねつつ、互いに信じあえる関係をいいます。
私生活でもビジネスにおいても、大切な事柄といえるでしょう。
「尊敬」とは?
信頼の読み方は「そんけい」です。
憧れる気持ち、いずれは近づきたいと思う感嘆の気持ちをあらわします。
カリスマ的な存在を、尊敬といえるでしょう。
ちなみに「尊」には、大切にするという意味があります。
また「敬」は礼をつくして、失礼にあたらない所作をすることを指します。
そのため深く頭を下げて、恭しく接することを尊敬と呼んでいます。
いつまでも後を追っていきたい、恩師や先輩に対する気持ちが尊敬といえるでしょう。
「信頼」と「尊敬」の違い
「信頼」と「尊敬」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも倫理的に大切な概念をいいます。
信頼は自分1人では成り立たない関係をいい、企業と企業、あるいは担当者と担当者の2者の間で生まれるものです。
一方で尊敬は、下の人が上の人に対する憧れをあらわします。
こちらは尊敬していても、相手は何とも思っていないことがあるのが尊敬です。
お互いに「頼れる存在」だと思えるのが信頼、片方が抱く気持ちが尊敬といえるでしょう。
「信頼」の例文
・『信頼のおける会社を、知人に紹介してもらいました』
・『長年の付き合いの末、信頼関係を築きました』
「尊敬」の例文
・『尊敬する人は、小学校時代の校長先生です』
・『人から尊敬される人になりなさいと、祖父が言いました』
まとめ
「信頼」と「尊敬」についてお知らせしました。
言葉の差を知って、日常生活に役立てていきましょう。