この記事では、「ギギ」と「ナマズ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ギギ」とは?
ナマズ目ギギ科に属する魚を意味する言葉です。
日本では、とりわけ琵琶湖やその周辺の水系で見られます。
「ギギ」は、全長およそ30センチメートルに成長し、体は長く、口には8本のひげがあります。
特徴的なのは、腹びれの棘と基底の骨をすり合わせて低い音を出す点です。
昼間は岩陰に潜み、夜になると活動を始め、底生動物や小魚などを食べます。
黄褐色の粘着性のある卵を産むことで知られています。
「ナマズ」とは?
ナマズ目ナマズ科に属する魚を意味する言葉です。
日本を含む東アジアの河川や湖沼に広く分布しています。
「ナマズ」は、肉食性の淡水魚で、大きな体を持ち、頭部が扁平で、長い口ひげが特徴として挙げられます。
体表は鱗がなく、粘液で覆われているため滑らかです。
また、「ナマズ」は、昼間は物陰に潜み、夜になると活動を開始し、小魚や甲殻類、昆虫などを捕食します。
「ギギ」と「ナマズ」の違い
「ギギ」と「ナマズ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ギギ」と「ナマズ」は、どちらもナマズ目に属する魚を意味する言葉ですが、いくつかの点で異なります。
「ギギ」は、ナマズ目ギギ科ギバチ属に分類される魚のことです。
日本にはギバチ属のナマズが4種類生息しており、河川の中流域や湖沼に生息し、夜に活動することが多いと言えます。
名前の由来は、驚いたときに胸ビレの基部を擦り、独特な音を発することからきています。
胸ビレと背ビレは先端が非常に鋭く尖っており、刺されると痛いので注意が必要です。
その一方で、「ナマズ」は、マナマズやビワコオオナマズなど、他のナマズ科の魚を指します。
ナマズの代名詞でもあるヒゲの本数もギギとマナマズでは異なり、ギギは8本、マナマズは4本です。
まとめ
「ギギ」と「ナマズ」は、見た目や生態が異なることから、それぞれ独自の名前がつけられています。
どちらも日本の自然において重要な役割を果たしており、生態系の中でのバランスを保つためにも、これらの魚について理解を深めることが大切だと言えるでしょう。