この記事では、「調和」と「同調」の違いを分かりやすく説明していきます。
「調和」とは?
「調和」は、「ちょうわ」と読むのが正しい読み方です。
漢字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、全体に渡って釣り合いが取れるや整えるといった意味を持つ「調」の漢字に、やわらぐとか、争いをおさめる等の意味がある「和」の漢字を組み合わせる事で誕生した言葉となっています。
以上の事から「調和」は、全体が良い感じで釣り合っていて矛盾や衝突がなく、纏まっている事を示すのです。
「同調」とは?
「同調」は、「どうちょう」と読むのが正解な言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、おなじや等しい、一緒にという意味を有する「同」の漢字に、釣り合いを取るとか手を加え程良くするという意味の「調」の漢字を付け足す事で成立した言葉です。
だからこそ「同調」は、調子が同じや他の調子とか意見に合わせる事を表します。
「調和」と「同調」の違い
「調和」と「同調」の違いを、分かりやすく解説します。
「調和」と「同調」の漢字表記を並べて比較してみると、和と同という漢字の違いが存在する事を発見可能です。
逆に言えば調の漢字は同じであり、表現する意味にも似ている印象を受けなくはありません。
とはいえ意味のニュアンスには違いがあり、「調和」は、全体が程良く釣り合いバランスが取れている事を示します。
もう一方の「同調」は、調子が同じとか調子を合わせるという意味となるのです。
「調和」の例文
・『醤油とマヨネーズが上手く調和した味です』
・『この部屋のインテリアはきちんと調和しています』
「同調」の例文
・『うちのクラスでは彼の提案に同調する生徒が続出しました』
・『彼女なら私達の意見に同調してくれるはずです』
まとめ
2つの言葉には、調という同じ漢字が使用されており、表現する意味も何となく似ている印象を受けたりします。
ただし意味合いのニュアンスには相違点も見られるので、それぞれの言葉の意味を理解する事が大事です。
ちなみに「調和」は、全体に矛盾とか衝突がなく釣り合っていて纏まっている事を意味します。
対する「同調」は、調子が同じや調子を合わせる事を意味する言葉です。