この記事では、「調子に乗る」と「自信を持つ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「調子に乗る」とは?
「調子に乗る」とはおだてられたり物事がうまく行ったことで、いい気になったり浮ついた気持ちになることです。
元々は物事に弾みがついて順調に進むことを指していました。
しかしそのせいで油断し気持ちが浮つく人が多かった結果、そういった浮ついて油断している状態を指す言葉として使われています。
今でも物事が順調に進むようになったという意味で使われることもありますが、上手く行ったことで浮ついた気持ちになっていることを指して使われる言葉です。
「自信を持つ」とは?
「自信を持つ」とは自分の能力や正しさを信じることや信じられるようになることです。
自分にはなんらかの物事を達成できる能力がある、自分のしていることは間違っていないという確信を得ることが「自信を持つ」ことと言えます。
いわば自己肯定感の一種であり自分を認めることとも言えますし、行き過ぎなければ基本的には良いことです。
「調子に乗る」と「自信を持つ」の違い
「調子に乗る」と「自信を持つ」の違いを、分かりやすく解説します。
成功体験から浮ついた気持ちになることが「調子に乗る」で、自分の能力や行いの正しさを信じられるようになることが「自信を持つ」です。
「調子に乗る」と物事を甘く見積もり失敗に繋がる可能性が高まりますが、「自信を持つ」だけなら積極性に繋がったり、物事を正しく判断できて成功に繋がる可能性が高まります。
「調子に乗る」の例文
・『受賞したことで調子に乗る』
・『すぐ調子に乗るのは悪い癖だ』
「自信を持つ」の例文
・『テストで良い点をとって自信を持つ』
・『恩師に褒められて初めて自信を持つことができた』
まとめ
どちらも成功体験によってそうなる可能性がありますが、「調子に乗る」は浮ついた気持ちになるという悪い状態で、「自信を持つ」は能力や正しさを認められるようになるいい状態です。
「自信を持つ」ことはいいことではありますが、それが過剰だと油断し物事を甘く見るようになり「調子に乗る」ようになるというのが両者の関係性とも言えるでしょう。