この記事では、「処理」と「手続き」の違いを分かりやすく説明していきます。
「処理」とは?
処理は、「しょり」と読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、取り計らうや場所等の意味を持っている「処」の漢字に、ことわりとか整えるといった意味の「理」の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ「処理」は、物事を取りさばき始末を付つける事を表すのです。
「手続き」とは?
手続きは、「てつづき」と読むのが正しい読み方だったりします。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば分かる事ですが、てとかやり方といった意味を所有している「手」の漢字に、つづけるや引きつづくの意味がある「続」の漢字を加え、平仮名の「き」を組み合わせる事で完成した言葉です。
以上の事から「手続き」は、物事を行うために必要となる手順や、手筈を示します。
「処理」と「手続き」の違い
「処理」と「手続き」の違いを、分かりやすく解説します。
処理と手続きの文字表記を並べた上で比較を実行してみると、使用している文字も読み方も違っている言葉同士であると気付けるものです。
表現する意味にも違いがあるので、それぞれの言葉の意味を踏まえておけば、使い分けの際に困る事はありません。
まず処理は、物事を取りさばいて始末をつける事を意味する言葉です。
一方の手続きは、物事を行う際に必要となる手順を示します。
「処理」の例文
・『彼はこういった問題を上手く処理するのに長けています』
・『この様な計算はコンピュータに処理させた方が効率的です』
「手続き」の例文
・『市役所が混雑しているせいで、手続きにかなり時間が掛かりました』
・『この手のサービスを利用するには、申し込み手続きを行わなければなりません』
まとめ
2つの言葉には共通する文字はない上に、指し示す意味合いにも相違点を見出す事が可能です。
故にそれぞれの言葉の意味を把握しさえすれば、使い分けで間違える事もありません。
ちなみに処理は、物事を取りさばき始末をつけるという意味を表すのです。
対する手続きは、物事を行うために必要となる手順、といった意味を示します。