この記事では、「印象」と「イメージ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「印象」とは?
目の前にいる人物の姿から、どういった人か具体的に思い浮かべることを「印象」【いんしょう】といいます。
例えば、黒い革服を着て、大型の自動二輪自動車に乗る男性は悪く見えてしまうでしょう。
その人を見たときに感じる「第一印象」はまだ相手がどのような人か具体的に理解していない段階での個人的に考えたものを指すのです。
また、「好印象を持つ」なら相手が素敵と感じる気持ちを伝えられます。
「イメージ」とは?
対象の人物はどのような人か自分なりに容姿や話し方、動きを見て想像することを「イメージ」といいます。
例えば、真っ赤な服を着ている人なら考え方も大胆で、あまり深く悩まないと想像するのです。
また「イメージが悪い」といえば人に与える印象が良くないと思う人を指します。
人物だけではなく、火葬場やお墓が家の近くにあるだけでその住宅地はあまり良くないイメージを持たれてしまうのです。
「印象」と「イメージ」の違い
ここでは「印象」と「イメージ」の違いを、分かりやすく解説します。
見た目でその人がどのような人物か決まってしまうことを「印象」といいます。
何も考えず、見たままでどのような考えをする人か、どのような事に興味があると一方的に考えてしまうのです。
もう一方の「イメージ」は相手の見た目や話し方、行動などからどのような考え方する人か、何に興味があるかなど色々な事を頭の中で想像を膨らませます。
声には出さず、「頭の中でイメージする」工夫して、目の前にいる人の妄想を膨らませるのです。
「印象」の例文
・『介護施設に行くと印象が良いお年寄りばかり揃っていた』
・『男性の話し方は育ちの悪さと、ずる賢い印象を与えた』
「イメージ」の例文
・『子供の声援を無視した彼のイメージは悪いものとなった』
・『電話の声だけでは厳つい中年男性の姿をイメージしてしまう』
まとめ
とても似た意味で使われていますが、ぱっとその人を見ただけで感じるか、頭の中でどのような人か想像するかに違いがあります。
自分なりに大きな違いを学び、使い分けてみましょう。