物事に対して深く感動することを表す言葉には「感銘」や「感心」があります。
この記事では、「感銘」と「感心」の違いを分かりやすく説明していきます。
「感銘」とは?
「感銘」は「かんめい」と読む言葉であり、物事に対して深く感じることを表す言葉です。
「感銘」は深く心に刻むような感動に対して使う言葉であり、このことを忘れないという意味で使うのが特徴です。
この言葉に使われている「銘」は記すや刻む、一流のものという意味の漢字であり、「銘柄」や「銘菓」のように使います。
「感心」とは?
「感心」とは物事や行為、技量などが優れており深く感じることを表す言葉です。
「感心」は心を動かされることに対して使う言葉であり、主観的なものから客観的な優秀さなど色々なものに対して使うことが可能です。
「感心」の同音異義語には「関心」がありますが、こちらは気掛かりや興味、注意を向けることという意味の言葉として使われます。
「感心」はこれ以外にも立派な行動や褒められる行為に対して使うことが可能です。
「感銘」と「感心」の違い
この2つはどちらも物事や行動に関して深く感じることを表す言葉です。
「感銘」は忘れられないぐらいの感動や気持ちに対して使う言葉であり、「感銘を受ける」のように使います。
「感心」は優れているものに対して深く感じることを表す言葉です。
「感銘」の例文
・『彼が感銘を受けたという映画作品を見ましたが、確かに凄い作品でした』
・『インタビューでは感銘やインスピレーションを受けた作品が知れるので好きです』
「感心」の例文
・『彼女は小さい頃から家事を手伝っているのでとても感心しました』
・『この実験は倫理の点からあまり感心しない内容なので参加は見送らせてもらいます』
まとめ
「感銘」は物事が優れており深く感じて忘れないことを表す言葉です。
「感心」は優れているものに対して深く感じることや褒めることを表す言葉です。