この記事では、「成し遂げる」と「成し得る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「成し遂げる」とは?
「成し遂げる」とは最後まで完了させたりやり通すことを指します。
なんらかの事柄を途中で放棄せずに、最後の最後までしっかりと達成させることです。
その為成し遂げられた事柄は、誰かが成し遂げた時点で完了されています。
逆に言えばこのままなら完了させられるだろう状態であっても、まだ完了できていないなら「成し遂げる」とは言えません。
「成し得る」とは?
「成し得る」とは達成できる可能性があるということです。
成すは行為を全て終わらせる仕上げるという意味があり、得るはそうなる可能性があるという意味で使われています。
なので「成し得る」は完了させられる可能性がある達成できるかも知れないといういみになりますが、可能性があるだけで、実際にそれを達成しているわけではありません。
「成し遂げる」と「成し得る」の違い
「成し遂げる」と「成し得る」の違いを、分かりやすく解説します。
物事を最後まで達成し完了させることが「成し遂げる」で、物事を達成する可能性があることが「成し得る」です。
「成し遂げる」はその時点で物事は終わっていますが、「成し得る」は終わらせられる可能性があるだけでまだ終わっていません。
「成し遂げる」の例文
・『世界初の偉業を成し遂げる』
・『プロジェクトを成し遂げる事ができた』
「成し得る」の例文
・『難しいプロジェクトを成し得る人材を探す』
・『あの企業なら成し得るかもしれない』
まとめ
達成することが「成し遂げる」で、「成し得る」は達成できる可能性があるだけで達成していないというのが両者の明確な違いです。
「成し遂げる」可能性があるということが「成し得る」ということであり、実際にやり遂げた「成し遂げる」に対して「成し得る」は可能性の話でしかなく、実際にやってみたら達成できないということもあるでしょう。