この記事では、「持つ」と「抱く」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「持つ」とは?
荷物を手で掴んで持ち上げる行為を「持つ」【もつ】といいます。
「彼女は衣装道具が入った鞄を持つ」というように、手で取ってを握って持ち上げるのです。
このような意味から、他人の失態を自分がやったように見せるため「肩を持つ」と受け持つという意味で使います。
他にも「富を持つ」といかにたくさんのお金を所有している金持ちか伝えられるのです。
「抱く」とは?
心の中で何をしてみたいか具体的に取り上げた感情を「抱く」【いだく】といいます。
ここから相手に対して好きな感情を持つことを「好意を抱く」といった言い方して、いかに好きか伝えるのです。
また、将来は政治家として働いて国を変えたい、海外で服に関連した仕事で活躍したいという「願望を抱く」といった言い方します。
このように、良い意味で使われていて、いかに野望や好奇心、好意を持ったか伝えるのです。
「持つ」と「抱く」の違い
ここでは「持つ」と「抱く」の違いを、分かりやすく解説します。
手で荷物を支えるようにして持ち上げるという意味で使うのが「持つ」です。
ここから「権利を持つ」と自分が指導するための権力があると伝えられます。
また、すべての責任を自分が担うと伝えるのです。
もう一方の「抱く」は心の中で好きな気持ちや意欲、願望を持ったことを伝えます。
また、心の中に考えが浮かんだ状態を伝えて、いかに自分がかなえたいと強く思っているか表すのです。
「持つ」の例文
・『富を持つ彼は個人ジェット機や船を所有している』
・『踊りや歌が上手い歌手に憧れを持つ弟は芸能人を目指す』
「抱く」の例文
・『幼稚園生になった子供が環境に興味を抱くようになった』
・『男性社員が20歳年上の上司に好意を抱くと思い切って告白した』
まとめ
自分の方から物事に興味を持つ、好意を抱くといった場面で使われています。
どのような点に気をつけて使い分けるか学んでみるといいでしょう。