人を助ける時に使う言葉には「支援」や「援護」があります。
この記事では、「支援」と「援護」の違いを分かりやすく説明していきます。
「支援」とは?
「支援」とは人や集団に対して力を添えて助けることを表す言葉です。
この言葉に使われている「援」は人を助けることや救う、引くなどの意味があり、こちらは「応援」などが有名です。
「支援」は個人で可能なものから組織や政府などが制度として取り組むものもあり、苦境にある国民はこれを受けることが可能となっています。
「特別支援学級」とは障害のある生徒に向けて作られた学級を表す言葉です。
「援護」とは?
「援護」とは困っている人や集団を助けて守ることを表す言葉です。
「援護」はこれ以外にも人を庇う時にも使われており、こちらは議論や会議における手助けを表す時にも使うことが可能です。
「援護」は助けるだけでなく対象を守る行為を含むものもあり、戦場や軍隊などでも使われています。
「援護射撃」とは対象を守るために射撃する行為を表す言葉であり、こちらは外側から仲間を助けるという比喩表現でも使うことが可能です。
「支援」と「援護」の違い
この2つはどちらも人や集団を助ける行為を表す言葉であり、英語ではどちらも「サポート」と呼ばれています。
「支援」は支えるという点が強調されており、「援護」は守るという点が強調されています。
「支援」の例文
・『多くの支援物資が到着したこともあり避難所に来た人に食事を配れました』
・『皆様のささやかな支援があってこその当選であり、これからも期待に応えて議員生活をやっていたいと思います』
「援護」の例文
・『援護射撃として来てくれた部隊のおかげで何とか陣地を守り抜けました』
・『彼の主張が厳しくなってきたので援護として該当する資料を作ってきました』
まとめ
「支援」は支えて助けることを表す言葉であり、「援護」は守って助けることを表す言葉です。