この記事では、「組み合わせ」と「順列」の違いを分かりやすく説明していきます。
「組み合わせ」とは?
いくつかの要素の集まりから、いくつかの要素を選び出すときの、パターンの種類の総数を意味する言葉です。
例えば、赤・青・黄の3つの箱から2つ選ぶ際の組み合わせは、「赤と青」「赤と黄」「青と黄」の3通りだと考えられます。
この場合、特に選んだ要素の順番は考慮しないと言えます。
つまり、「赤と黄」と「黄と赤」は、順番は違うものの、組み合わせは同じだと判断します。
「順列」とは?
いくつかの要素に順序をつけ、列に並べる並べ方の総数を意味する言葉です。
例えば、赤・青・黄の3つの箱から2つ選んで並べるときの順列は、「赤と青」「青と赤」「赤と黄」「黄と赤」「青と黄」「黄と青」の6通りだと考えられます。
この場合、選んだ要素の順番は考慮することが特徴的です。
つまり、「赤と青」と「青と赤」は異なる順列と判断します。
「組み合わせ」と「順列」の違い
「組み合わせ」と「順列」の違いを、分かりやすく解説します。
「組み合わせ」とは、いくつかの要素の中から一部を選ぶときの、選び方の総数を表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「順列」とは、いくつかの要素の中から一部を選び、順番に並べるときの、並べ方の総数を表現する際に使用する言葉です。
つまり、組み合わせと順列の違いは、選んだ要素の順番を考慮するかどうかだと考えられます。
組み合わせは順番を考慮しないので、順列よりも少なくなると言えるでしょう。
「組み合わせ」の例文
・『この組み合わせは、非常に危険なので、できれば避けたほうが良い』
・『これぞまさしく組み合わせの妙だと言えるだろう』
「順列」の例文
・『この順列は、私には理解できない』
・『順列は、数が増えれば増えるほど、ややこしくなるように感じる』
まとめ
「組み合わせ」と「順列」の違いは、選んだものの順序を考慮するかどうかという点だと考えられます。
「組み合わせ」は、選んだものの順序を考慮しない場合の数を表現する言葉です。
その一方で、「順列」は、選んだものの順序を考慮する場合の数を表現する言葉です。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。