「進む」と「勧む」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「進む」と「勧む」の違いとは?言い換え

この記事では、「進む」「勧む」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「進む」とは?

物事が順調に前へ動いて行くことを「進む」【すすむ】といいます。

例えば、「話が問題なく進む」というように、相手とうまく進められている状況を伝えられるのです。

また、「船が波をかき分けて速度を下げずに進む」といかに障害物もなく、時間通りに突き進む様子を表します。

このように、物事がとても勢いがあり、しっかり前方に動いて行く様子を伝えられるのです。

「勧む」とは?

「進む」と同じように、人に物を飲んで欲しいと伝えるとき使うのが「勧む」【すすむ】です。

「酒を先輩に勧む」とほろ酔い加減になれる日本酒を粋に勧めて、語らいながら楽しく飲みたいと思う気持ちを伝えます。

使い方としては、「濃厚な日本酒を勧む」といって。

元々は文語形の「勧める」からきている言葉でした。

また、「学を勧む」といった言い方もできる言葉です。

「進む」と「勧む」の違い

ここでは「進む」「勧む」の違いを、分かりやすく解説します。

早く進んだり、ゆっくりと前の方向へと物体が動いて移動する様子を「進む」といいます。

ここから、職場では「先方と話が進む」といかに良い方向へ順調に進んでいるか伝えられるのです。

もう一方の「勧む」は相手に美味しいお酒を勧めて飲んでもらう、学ぶように促す意味でも使われています。

主に、「進む」は動きが順調に進んで行く様子を現し、「勧む」は人に自慢できるものに興味を持ってもらえるように伝えて促すのです。

「進む」の例文

・『大型船が大西洋のど真ん中を障害物に当たらず突き進む』
・『森の中を進むと、土砂崩れが起きて落ちた岩が立ち塞がった』

「勧む」の例文

・『水と米に拘った東北一の美味しい酒を客人に勧む』
・『腕によりを掛けた勧む自慢の料理を姉夫婦に作った』

まとめ

「すすむ」と同じ読み方しますが、使う状況がかなり違いがあります。

どのような場面でどう使うかに目を向けて、使い分けてみるのも良い学びの方法になるでしょう。