この記事では、「感じる」と「抱く」の違いを分かりやすく説明していきます。
「感じる」とは?
感じるは、「かんじる」と読むのが正解な言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、心が動くや心の動き等といった意味を持っている「感」の漢字に、平仮名の「じる」を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ「感じる」は、感情を持つ事とか、感覚器官により情報を得るという意味を表すのです。
「抱く」とは?
抱くは、「だく」や「いだく」という読み方をする事が多い言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば分かる事ですが、「両手でかかえ込む」とか、「心にいだく」という意味を所有している「抱」の漢字に、平仮名の「く」を加える事で誕生した言葉です。
以上の事から抱くは、腕でかかえて持つや、ある考えや感情を持つという意味の言葉として使用されています。
「感じる」と「抱く」の違い
「感じる」と「抱く」の違いを、分かりやすく解説します。
感じると抱くは、どちらも感情を持つという同じ様な意味を有する言葉同士となっているのです。
とはいえ2つの言葉を見比べれば分かる様に、使用している文字も読み方も違う上に、文字数からして同じではありません。
更に表現する意味合いの幅にも違いが存在しており、感じるには、感覚器官の刺激を通して情報を知覚するという意味もあるのです。
もう一方の抱くの方も、腕を使って抱え込むといった意味にも利用されていたりします。
「感じる」の例文
・『日本人の多くがこの景色を見て懐かしさを感じる様です』
・『暖かくなってすっかり春の訪れを感じる日が多くなりました』
「抱く」の例文
・『うちの子はこのぬいぐるみを抱くと途端に大人しくなります』
・『彼女は復讐心を抱く事で、生きる気力を得ていた様です』
まとめ
2つの言葉は、共に感情を持つという似た意味合いを所有している言葉同士です。
ただし使用している文字も読み方も違っている上に、表現する意味の幅にも相違点を見出す事が出来ます。
ちなみに感じるは、知覚により情報を得るという意味にも使われているのです。
対する抱くも、抱えて持つという意味にも使われる事が少なくない言葉となっています。