「転出」と「転校」はどちらも「転」がつく言葉ですがそれぞれ何を意味しどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「転出」と「転校」の違いを分かりやすく説明していきます。
「転出」とは?
「転出」とは、「他の土地で暮らすため現在暮らしている居住地から出て行くこと」を意味する言葉です。
今住んでいる場所から他の場所に引っ越す場合、実際の手順としては今住んでいる居住地を離れるのと新しい居住地に移るのとで大きく2つに分かれます。
「転出」とは引っ越しのうち現在の居住地を離れることのみを表す言葉です。
一般的には住んでいる土地を離れて出て行くことを表す言葉として使われていますが、行政用語としては「居住している市区町村から出て行くこと」という意味で使われています。
住民票を置いている現在の地方自治体から他の地方自治体に移すため出ていく手続きを「転出」と呼んでいます。
「転校」とは?
「転校」とは、「別の学校に移ること」を意味する言葉です。
現在在籍している学校から別の学校に籍を移す所属変更を意味します。
引っ越して距離が遠くなり通学が困難になるといった物理的な理由によるものがほとんどですが、より高い教育を求めて別の学校に移ったりトラブルで学校を変えたりなど理由を問わず他校に移ることは全て「転校」と表現します。
「転出」と「転校」の違い
「転出」と「転校」の違いを、分かりやすく解説します。
「転出」と「転校」の違いは「移る内容」です。
どちらも現在の状況から別の状況へ移ることを表しますが「転出」が別の場所に居住地を移すため出て行くことを意味するのに対し「転校」は学校を移ることを指す、という違いで区別されます。
「転出」の例文
・『転出届を役所に提出する』
・『提出が転入を上回り過疎化が懸念される』
「転校」の例文
・『転校初日から遅刻するわけにはいかない』
・『親が転勤族だったので6回も転校した』
まとめ
「転出」と「転校」では意味が全く異なります。
2つの言葉の違いを正しく理解してきちんと使い分けてください。
