この記事では、「岩牡蠣」と「真牡蠣」の違いを分かりやすく説明していきます。
「岩牡蠣」とは?
「岩牡蠣」【いわがき】とは、日本で主に食用されている二枚貝の牡蠣【かき】の一種です。
生物学的な分類では、カキ科のイタボガイ目マガキ属に属します。
大きさはさまざまですが殻付きで重さ300g以上の物もあり、殻は岩のような質感をしているのでその名で呼ばれています。
旬は6〜9月頃で、夏に出回ることから「夏牡蠣」と呼ばれることもあります。
天然物は日本海側に多く、現在は日本海側、太平洋側で養殖によっても生産されています。
身は食べごたえがあってジューシー、主に生食や焼き牡蠣で食べるのが一般的です。
「真牡蠣」とは?
「真牡蠣」【まがき】とは、日本で冬頃に食用されている二枚貝の牡蠣の一種です。
生物学的な分類では、「岩牡蠣」と同じくイタボガイ目マガキ属に属します。
大きさはさまざまで、殻付きで重さ100〜200gくらいのものが多くなっています。
旬は10〜4月頃で、日本で「牡蠣」といえばこちらの「真牡蠣」を指すことが一般的です。
流通している「真牡蠣」は養殖物が多く、主な産地は岡山県、広島県、宮城県などが知られます。
味は旨味があってクリーミー。
牡蠣フライ、牡蠣鍋、焼き牡蠣などで食べるのが一般的です。
「岩牡蠣」と「真牡蠣」の違い
「岩牡蠣」と「真牡蠣」の違いを分かりやすく解説します。
これらは日本で食用されている代表的な牡蠣です。
どちらもカキ科のイタボガイ目マガキ属に分類されますが、旬、大きさ、味の特徴などに大きな違いがみられます。
前者は6〜9月頃に旬を迎える大きな牡蠣です。
身は大きくて後者よりも食べごたえがあります。
後者は10〜4月頃に旬を迎え、一般に牡蠣といえばこちらを指すことが多くなっています。
また、前者よりも小さいものの、身は旨味があって味も濃厚です。
前者は生食、後者は牡蠣フライが人気の高い食べ方となっています。
まとめ
「岩牡蠣」は夏に旬を迎える大型の牡蠣、「真牡蠣」は冬の味覚と知られる小ぶりな牡蠣です。
それぞれ特徴は異なりますが、違った魅力があります。