「除く」と「省く」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「除く」と「省く」の違いとは?言い換え

この記事では、「除く」「省く」の違いを分かりやすく説明していきます。

「除く」とは?

除くとは、不要なもの等を取ってなくすことをいいます。

その場からなくすことを表しています。

「不良品を除く」といった使い方をします。

除去するといった言い方をすることもあります。

また、除くにはその範囲を越えないようにするといった意味もあり、「未経験者を除く」とか「既婚者を除く」といった使い方をします。

この場合、除外するという意味になります。

「省く」とは?

省くとは、不要のものとして取り除くことをいいます。

「説明を省く」といった使い方をします。

また、全体から一部分を取り除くことを表す場合もあります。

「手間を省く」といった使い方をします。

この場合、減らすといった意味で用いられます。

「除く」と「省く」の違い

除くも省くも、不要なものなどを取ってなくすことをいいます。

省くには減らすというニュアンスが含まれています。

除くは邪魔なものや不要なものを取ってなくす場合に用いられることが多いです。

省くという場合には邪魔なものや不要なものではないものの、何かの目的があってなくす場合もあります。

「除く」の例文

・『白菜の葉に虫が沢山ついているので、丁寧に確認して除いておきましょう』
・『バリアフリーは、生活する上で障壁となるものを除くことです』
・『離島など一部の地域を除き、送料は無料です』

「省く」の例文

・『時間がないので詳しい説明は省きます』
・『業務のプロセスを見直して無駄を省く取り組みを行っています』
・『注文住宅の予算が思ったよりも膨らんでしまったので、床暖房の設備は省くことにしました』

まとめ

除くも省くも、不要なものなどを取ってなくすことをいいます。

省くには減らすというニュアンスが含まれています。

除くは邪魔なものや不要なものに使われることが多いです。

省くの場合には邪魔なものや不要なものに使うこともありますし、そうではないものに使うこともあります。