この記事では、「やる気」と「士気」の違いを分かりやすく説明していきます。
「やる気」とは?
「やる気」は「やるき」と読みます。
「やる気」は、「進んで物事をなしとげようとする気持ちのこと」という意味があります。
例えば、宿題を終わらせようという気持ちがある時、「宿題をするやる気がある」と表現できます。
一方で、恋愛成就を目指そうという気持ちがない時、「恋愛にやる気を持てない」などという文章にできます。
「士気」とは?
「士気」は「しき」と読みます。
「士気」は、「兵士が持つ、戦いに対する意気込みのこと」という意味があります。
例えば、戦争が長引いてしまい、兵士の意気込みがなくなる時、「戦争の長期化で、兵士の士気が落ちる」などという文章にできます。
そこから転じて、「士気」には、「人々が団結して物事を行うときの意気込みのこと」という意味があります。
「士気を高める」などという文章にできます。
「やる気」と「士気」の違い
「やる気」と「士気」の違いを、分かりやすく解説します。
「やる気」は、「進んで物事をなしとげようとする気持ちのこと」という意味があります。
一方で「士気」には、「人々が団結して物事を行うときの意気込みのこと」という意味があります。
このように、「やる気」も「士気」も、前向きな気持ちに関する言葉という共通点があります。
しかし、「やる気」は、団体だけでなく、個人に対しても使える言葉なのに対して、「士気」は、団体にだけ使う言葉という大きな違いがあります。
「やる気」の例文
・ 『動くことで、やる気を起こす』
・ 『まるでやる気が起こらない日』
「士気」の例文
・ 『兵士の前で演説をして、士気を鼓舞する』
・ 『上司が差し入れしたことで、社員の士気が上がる』
まとめ
「やる気」と「士気」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。