この記事では、「なんだかんだ」と「なんやかんや」の違いを分かりやすく説明していきます。
「なんだかんだ」とは?
具体的に言うほどでもない雑多ないくつかのことがらを、まとめて言うときの表現です。
例えば、「なんだかんだ言っても、彼は優しい人だ」や「なんだかんだと難癖をつける」などのように使います。
この場合、「なんだかんだ」は「ああだこうだ」と同じ意味になります。
「なんやかんや」とは?
関西弁で「なんだかんだ」と同じ意味で使われることが多いですが、他の地域ではあまり一般的ではありません。
また、「なんやかんや」には、物事の結果や結論を簡潔にまとめるときに使われる意味もあります。
例えば、「なんやかんやで魔王を倒した」や「なんやかんやで事件を解決した」などのように使います。
この場合、「なんやかんや」は「途中経過を省いて」という意味になります。
「なんだかんだ」と「なんやかんや」の違い
「なんだかんだ」と「なんやかんや」の違いを、分かりやすく解説します。
「なんだかんだ」と「なんやかんや」は、どちらも「色々と」という意味で使用される表現ですが、ニュアンスや使い方が異なります。
「なんだかんだ」は、ああだこうだと不満や文句を言ったり、考えたりした結果、最初の考えや行動に返ったり、変わらなかったりすることを表現する際に使用する言葉です。
「なんやかんや」は、関西弁の表現で、「なにやらかにやら」と同じ意味をもつ言葉です。
何かと忙しかったり、色々なことがあったりすることを表現することがあります。
「なんだかんだ」の例文
・『なんだかんだ言っても、彼女は彼のことが好きだ』
・『なんだかんだで、このお店には、10回以上来ている』
「なんやかんや」の例文
・『なんやかんや言っても、彼は優秀な営業マンだ』
・『なんやかんやで、私たちは幸せだ』
まとめ
「なんだかんだ」と「なんやかんや」は、どちらも「色々と」という意味で使用される言葉ですが、使用される場面やニュアンスが異なります。
「なんだかんだ」は、不満や不平などネガティブな内容を言う際に使用する言葉です。
その一方で、「なんやかんや」は、主に関西地方で使われる言い方で、あまりネガティブな感じはないと言えます。
ただ、色々なことがあったということを表現する言葉です。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。