この記事では、「なのですが」と「ですが」の違いを分かりやすく説明していきます。
「なのですが」とは?
前の文の内容を説明したり、後の文の内容と対比したりするために使用される接続詞を意味する言葉です。
「なのですが」は、「なの」「です」「が」の3つに分類されます。
「なの」は、「である」の変形で、名詞や形容詞を補う役割があり、「です」は、丁寧な語尾で、話し手の敬意や謙遜を表現することがあります。
そして、「が」は、逆説や非難の意味を持つ接続詞で、前の文と後の文の関係を示すと言えるでしょう。
「ですが」とは?
前の文の内容と後の文の内容が対立することを表す接続詞を意味する言葉です。
「ですが」は、「です」「が」の2つに分類されます。
「です」は、丁寧な語尾で、話し手の敬意や謙遜を表し、「が」は、逆説や非難の意味を持つ接続詞で、前の文と後の文の関係を示すと言えるでしょう。
「なのですが」と「ですが」の違い
「なのですが」と「ですが」の違いを、分かりやすく解説します。
「なのですが」と「ですが」の違いは、前に述べた事柄が新しい情報か既知の情報かによって決まると言えます。
「なのですが」は、新しい情報を強調して伝えることを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「ですが」は既知の情報を事実として述べることを表現する際に使用する言葉です。
「なのですが」の例文
・『今日はお休みなのですが、明日からは忙しくなると思います』
・『不躾な頼みなのですが、この書類に目を通していただけますか?』
「ですが」の例文
・『忙しいですが、充実した日々です』
・『このラーメンは美味しいですが、量があまりに少ない』
まとめ
「なのですが」と「ですが」の違いは、前の文の内容に「なの」が入っているかどうかです。
「なの」が入っていると、前の文の内容をより強く説明したり、後の文の内容をより柔らかく言い換えたりする効果があります。
「なの」が入っていないと、前の文の内容と後の文の内容に対する対比が、より一層はっきりします。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。