この記事では、「新人」と「新任」の違いを分かりやすく説明していきます。
「新人」とは?
新人は、「しんじん」と読むのが正しい読み方となっているのです。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば分かる事でしょうが、「あたらしい」や「あらたにする」といった意味を有する「新」の漢字に、「ひと」とか「にんげん」、「ひとがら」という意味の「人」の漢字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。
以上の事から「新人」は、新たに加わった人や新たに登場した人といった意味を示すのです。
「新任」とは?
新任は、「しんにん」と読むのが正解な読み方となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事ですが、「あたらしく」するとか「あらた」という意味を持っている「新」の漢字に、「仕事」や「役目」、「まかせる」等の意味がある「任」の漢字を付け足す事で成立した言葉です。
だからこそ「新任」は、とある職務や役目に新たに任される事とか任された人を表します。
「新人」と「新任」の違い
「新人」と「新任」の違いを、分かりやすく解説します。
新人と新任の漢字表記を見比べてみると、2文字目の漢字が人と任という違いが存在する事に直ぐに気付けるものです。
所が最初の漢字は同じ新であり、「しんじん」と「しんにん」で、読み方も結構似ている言葉同士となっています。
とはいえ表現する意味のニュアンスには違いがあり、新人は新しく加わった人で、ビジネスでは新入社員に対して使われる言葉です。
一方の新任は、新たに職務に任じられたり、任じられた人という意味を示します。
「新人」の例文
・『彼女はまだ無名の新人歌手です』
・『今思えば新人王を獲った年が彼のプロ野球選手としてのピークでした』
「新任」の例文
・『新任の先生は思ったよりも若い人でした』
・『新任の担当者を紹介して貰えませんか』
まとめ
2つの言葉には同じ漢字が使用されているだけでなく、共に漢字2文字で表記され、読み方もそれなりに似ている言葉同士です。
ただし指し示す意味合いには違いがあるので、それぞれの言葉の意味さえ把握すれば問題なく使い分けが出来ます。
ちなみに新人は、新たに加わった人物という意味で、ビジネスの場では新入社員に対して使われている言葉です。
対する新任は、とある職務に新しく任じられる事や任じられた人を表現する言葉となっています。
