この記事では、「動き」と「動作」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「動き」とは?
命があるものが意思を持って行動するその様子を「動き」【うごき】といいます。
「動きが素早い」といかに周りの人よりもさっと迷いなく動く様子が伝わるのです。
また、「光の動きを追う」といえば、どのように動くのか視線を向けて確かめます。
このような意味から、「敵の動きに注目する」といって注意すべきところを読み取り、相手がどう次に動くかを考えて行動するのです。
「動作」とは?
用事を済まそうとするとき立ち上がったり、手を動かすことを「動作」【どうさ】といいます。
「動作確認する」といえば、機械が正常に動くか調べるのです。
使い方としては、「のろい動作」といかに動きが鈍いか伝えたり、複雑に問題が起きている様を表します。
このように、やるべきことをするために動くか、無意識的に動いて問題を解決するといったときに使われているのです。
「動き」と「動作」の違い
ここでは「動き」と「動作」の違いを、分かりやすく解説します。
動物や機械といった動く様子を伝えられるのが「動き」です。
「古い時計は針の動きが遅い」と、いかに普通よりも遅れているかを伝えられます。
また、「敵の動きに注意する」と1番見るべきところに着目するのです。
もう一方の「動作」は意識して物事をやり遂げるか、無意識に見せる動きを指します。
「師匠の動作を見て技を積む」と誰の動きを見て知識や技を習得したか伝えられる言葉です。
「動き」の例文
・『敵に勝つには、相手が何をしたいか動きに注目する』
・『社会の変化に注目することが経済の動きを知る手がかりになる』
「動作」の例文
・『工場の機械がぎこちない動作するので故障を疑った』
・『通りがかった女性は無意識に動作して高齢者を救った』
まとめ
「動」を使っていますが、「き」と「作」に違いがあります。
どのような意味があるかに注意して、どういった行動するか調べて使い分けてみるといいでしょう。