この記事では、「ツチイナゴ」と「トノサマバッタ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ツチイナゴ」とは?
「ツチイナゴ(土蝗・土稲子)」とは、バッタ目バッタ科ツチイナゴ属に分類されている昆虫の一種を表しています。
「ツチイナゴ」は全身が黄褐色で、細かい毛があります。
幼虫はつやの無い黄緑色をしています。
「ツチイナゴ」は日本では本州以南に生息しています。
成虫の体長は50〜60mmくらいで、メスの方が大きいです。
また、「ツチイナゴ」は成虫で越冬します。
そして、「ツチイナゴ」はクズが繁茂するところなどに多くいます。
「トノサマバッタ」とは?
「トノサマバッタ(殿様飛蝗)」とは、バッタ目バッタ科トノサマバッタ属に属している昆虫の一種を指しています。
日本では全土に生息しています。
「トノサマバッタ」の体長は35〜65mm程度で、メスの方が大きいです。
「トノサマバッタ」の体色は緑色と褐色のタイプがいます。
また、「トノサマバッタ」はイネ科の植物が多い場所に生息しています。
年に2回産卵し、2回目の秋に産んだ卵は越冬して、翌春に孵化します。
「トノサマバッタ」の別名には、「ダイミョウバッタ(大名飛蝗)」などがあります。
「ツチイナゴ」と「トノサマバッタ」の違い
「ツチイナゴ」と「トノサマバッタ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ツチイナゴ」はバッタ科ツチイナゴ属の昆虫の一種です。
体色は黄褐色で、成虫で越冬します。
クズの植物が繁茂している場所に多く生息しています。
一方、「トノサマバッタ」はバッタ科トノサマバッタ属の昆虫の一種です。
体色は緑色と褐色のタイプがいます。
秋に産まれた卵はそのまま越冬して、翌春に孵化します。
イネ科の植物が多い場所に生息しています。
「ツチイナゴ」と「トノサマバッタ」には、これらのような違いが見られます。
まとめ
今回は「ツチイナゴ」と「トノサマバッタ」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「ツチイナゴ」は黄褐色で、成虫で越冬するのに対し、「トノサマバッタ」は緑色と褐色のタイプがいて、秋に産まれた卵は越冬し、翌春に孵化します。
「ツチイナゴ」と「トノサマバッタ」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。