「ヤマネコ」と「オオヤマネコ」はいずれも動物の「ネコ」に関する言葉ですが、意味が異なるため区別して認識しておく必要があります。
この記事では、「ヤマネコ」と「オオヤマネコ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヤマネコ」とは?
「ヤマネコ」は「食肉目ネコ科に属する哺乳類のうち、小型から中型までの野生ネコ類の総称」を意味するほか、「山に住むネコ」「野生化したネコ」という意味も含んでいます。
また、「山猫」と漢字で記されることもあります。
「オオヤマネコ」とは?
「オオヤマネコ」は「食肉目ネコ科に属する哺乳類の一種」を意味し、「リンクス」とも呼ばれています。
生息地は北アメリカとユーラシア大陸の寒帯林または平原、砂漠などで、「大山猫」と漢字で表記されることもあります。
「ヤマネコ」と「オオヤマネコ」の違い
「ヤマネコ」も「オオヤマネコ」も「食肉目ネコ科に分類される哺乳類」という点は共通していますが、次のような違いがあります。
「ヤマネコ」は「食肉目ネコ科に分類される哺乳類のうち、小型または中型の野生ネコ類の総称」を意味し、通常はイエネコとピューマを除いたものを指します。
「ヤマネコ」は、「リビアヤマネコ」「オオヤマネコ」「スナネコ」「カラカル」「ボブキャット」等が含まれる「ヨーロッパ系ヤマネコ」や、「ベンガルヤマネコ」「イリオモテヤマネコ」「スナドリネコ」等が含まれる「東アジア系ヤマネコ」、「オセロット」や「マーゲー」等が含まれる「南アメリカ系ヤマネコ」の3つのグループに大別されます。
一方、「オオヤマネコ」は「ヤマネコ」の一種で、体長は85〜110cm程度、尾長は12〜17cm程度、体重は13〜18kg程度とされています。
頭部が丸く、耳の先に長い毛が生えており、尾が短いのが特徴です。
森林や原野、砂漠などに住み、ウサギや鳥、ジャコウジカ等を食して暮らしているようです。
まとめ
「ヤマネコ」は「食肉目ネコ科に属する哺乳類のうち、小型から中型までの野生ネコ類の総称」を示し、「オオヤマネコ」は「ヤマネコの一種で、尾が短く耳の先に長毛が生えている動物」を示します。
双方の違いを知って、ネコや動物に関する知識を深めてください。