この記事では、「木藍」と「インディゴ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「木藍」とは?
「木藍」は「きあい」、「もくらん」と読みます。
「木藍」は、「天然の藍のとれる木本植物のこと」という意味があります。
「木藍」には、リュウキュウアイ、インドアイなどがあります。
「木藍」は、染め物の原料として知られていて、江戸時代に輸入されていたと言います。
いわゆる「藍色」のもとになった植物で、印刷の色味を決める、CYMKの数値で見ると、「藍色」は、C70、M20、Y0、K60となります。
「インディゴ」とは?
「インディゴ」は“indigo”と英語表記します。
「インディゴ」は、「青色の染料のこと」という意味があります。
もともと「インディゴは、藍(あい)から採取しましたが、現在は主にコールタール類から合成されています。
印刷の色味を決める、CYMKの数値で見ると、「インディゴ」は、C80、M40、Y0、K55となります。
このように、少し赤みがかった、暗い青色だということが分かります。
日本の「藍色」に近い色となります。
「木藍」と「インディゴ」の違い
「木藍」と「インディゴ」の違いを、分かりやすく解説します。
木藍」は、「天然の藍のとれる木本植物のこと」という意味があります。
一方で、「インディゴ」は、「青色の染料のこと」という意味があります。
このように「木藍」は、「藍の取れる木のこと」で、「インディゴ」は、「藍から採取した色」を意味するという違いがあります。
また、現在「インディゴ」と「藍色」は色味が違っており、「藍色」は、より暗さが強い青で、「インディゴ」は、より赤みが強い青という違いがあります。
「木藍」の例文
・ 『木藍から、染料となる藍を採る』
・ 『江戸時代にすでに、木藍が輸入されていた』
「インディゴ」の例文
・ 『スーツの下に、インディゴのシャツを着る』
・ 『インディゴはもともと、藍から作られていた』
まとめ
「木藍」と「インディゴ」の違いについて見てきました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。