この記事では、「深緑」と「新緑」の違いを分かりやすく説明していきます。
「深緑」とは?
濃い緑色のことを意味する言葉です。
主に、色名としては「ふかみどり」と読む言葉ですが、草木の葉の色を表現する際には「しんりょく」と読むと考えられます。
季節で考えると、夏の初め頃になると、木々の葉が濃くなることによって、「深緑」に見えると言えるでしょう。
また、「深緑」という言葉は、夏の季語としても使用することがあります。
「新緑」とは?
若葉の緑色のことを意味する言葉です。
「しんりょく」と読んで使用されます。
季節で考えると、春が終わると、木々に新しい葉が芽吹き、そのさまを「新緑」に見えると言えるでしょう。
また、「新緑」という言葉は、春の季語としても使用されることがあります。
「深緑」と「新緑」の違い
「深緑」と「新緑」の違いを、分かりやすく解説します。
「深緑」と「新緑」は、どちらも「しんりょく」と読む言葉ですが、ニュアンスや使用される時期が異なります。
「深緑」は、夏が本番になり、草木が生い茂り、色が濃くなるように見える緑のことを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「新緑」は、春の終わり頃から夏の初めにかけ、若葉が生えてきたり、色が鮮やかになったりする緑のことを表現する際に使用する言葉です。
また、「深緑」は、色名としても使用されますが、「新緑」は色名としては使用されない言葉として知られます。
「深緑」の例文
・『公園の草花が深緑になっていくと、夏の訪れを感じられる』
・『彼女は、深緑のドレスに身を包んでいた』
「新緑」の例文
・『新緑が美しい季節がやってきたので、森林浴に出かけることにした』
・『新緑は、お出かけするのに、素晴らしい季節だ』
まとめ
「深緑」とは、濃い緑色のことを表現する言葉です。
季節でいうと、6月頃に見られる草木の緑のことを意味すると考えられます。
その一方で、「新緑」とは、若葉の緑のことであり、季節でいうと、5月頃に見られる春から夏にかけての季節感を表現する言葉だと言えるでしょう。