「伴い」と「従い」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「伴い」と「従い」の違いとは?言い換え

この記事では、「伴い」「従い」の違いを分かりやすく説明していきます。

「伴い」とは?

何かが起きるのと同時に、別の何かが起きるという意味をもつ言葉です。

「伴い」という言葉は、一緒に行くという意味ももちます。

また、何かの影響を受けて、その状態が変化するというニュアンスも含まれます。

「従い」とは?

前に述べたことを理由として、その結論を導くという意味をもつ言葉です。

他にも、後ろについて行くという意味や、逆らわないでその通りにするという意味を表現する際にも使用されます。

「伴い」と「従い」の違い

「伴い」「従い」の違いを、分かりやすく解説します。

「伴い」「従い」は、どちらも「一緒に」「同時に」という意味をもつ言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。

「伴い」は、動詞「伴う」の連用形で、主に「〜に伴い」「〜に伴って」という形で使用される言葉です。

ある事柄が原因や条件となり、他の事柄が起こることを表現します。

その一方で、「従い」は、動詞「従う」の連用形で、主に「〜に従い」「〜に従って」という形で使用される言葉です。

ある事柄に対し、他の事柄が従属的に起こることや、ある規則や命令に従うことを表現します。

「伴い」の例文

・『新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、緊急事態宣言が発令された』
・『会社の業績不振に伴い、人員整理が実施された』

「従い」の例文

・『気温が高くなるに従い、水分補給の頻度は上げないといけない』
・『お客さんの要望に従い、配送スピードを上げることにした』

まとめ

「伴い」は、「一緒についてくる」「付随する」「同時に起こる」などのような意味を表現する言葉です。

何かの結果や影響として、別の事象が生じる際に使用することがあります。

その一方で、「従い」は、「ルールを守る」「指示に従う」「順序に沿う」などのような意味を表現する言葉です。

何かの基準や条件に応じて、別の事象が決まる際に使用することがあります。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。